「奥能登国際芸術祭」リポート第12弾。里山や町の作品にも「海」が関わっています。
山深い上黒丸にも海の幸が表現されていた
山里に広がる鮮やかな大漁旗、水田に浮かぶ船…。坂巻正美作「上黒丸 北山 鯨組 2017」は、山の幸と海の幸を交換していた昔の素朴な暮らしを表現。古びた農家の屋内にも小舟が置かれている。
大量の塩が「大海」を形成
珠洲市三崎地区の農村。民家に入ると、居間や床の間を埋め尽くす大量の塩が海を形成する。岩崎貴宏作「小海の半島の旧家の大海」は、京都・竜安寺の石庭の様でもある。いろんな角度からじっくり鑑賞すると、いろんな海や暮らし、時代が浮かんでくる。
金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム「スズプロ」の作品
かつてスナックだった建物内部に木工の魚介類が
イベント名 | 奥能登国際芸術祭 |
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参加人数 | 参加アーティスト 11の国と地域から39組 |
日程 | 2017年9月3日(日)〜10月22日(日)までの50日間 |
場所 | 石川県珠洲市全域 |
主催 | 奥能登国際芸術祭実行委員会 |