安宅住吉神社を後に、「北前船安宅こども調査団」は隣接する料理屋「長沖」へ…。
海につながる梯川河口の町並みは北前船の時代を彷彿とさせる…
北前船 船主の豪壮な生活にふれました
ここでの解説は小松市立博物館学芸員の村上昂之さん。こども達が入った部屋が当時、北前船10艘を所有して安宅の海運業の発展に大きな影響を与えた北前船主・松村家の離れだったこと、1回の航海で今の貨幣価値にして北前船1艘で6,000万円〜1億円の収益を誇ったこと、北海道から運んだ昆布やニシンが小松の産業や食文化につながっていることなど、海と安宅と北前船の歴史を分かりやすく伝えました。松村家──そう言えば、安宅住吉神社に船絵馬を奉納していましたね。どれも調査団にとっては大切な情報ばかりでした。
続いて梯川を渡ったこども達は、料亭まつ家・吉祥庵を見学。ここは米谷家の屋敷で、北前船貿易で財を成した米谷家は「米谷銀行」を創立したのですが、それが現在の北國銀行のルーツなのです!!
船主屋敷・瀬戸家には北前船の情緒が溢れています
イベント名 | 北前船安宅こども調査団 |
---|---|
参加人数 | 安宅小学校5年生24人、安宅中学校生8人など |
日程 | 2018年7月24日(火)9:30~15:30 |
場所 | 小松市安宅町一帯 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |