金沢の食品企画会社ロータスコンセプト･蒲田さちさんの「海を守りたい」という心が生んだ小松産の大麦ストローは東京都心にも拡散しています。人や環境、社会に配慮した行動を表す英語が「エシカル (ethical)」。倫理的という意味ですが、日本語的には「思いやり」がぴったりかも知れません。そんなお店が水天宮近くの日本橋蛎殻町にあります。その名もエシカルペイフォワード。様々な国のエシカルな商品を取り扱う店ですが、そこに大麦ストローが置いてありました。

環境や人権に関心のある人達が集うエシカルペイフォワードは、8月18日に脱プラスチックマルシェを開催したところ、来場者の大麦ストローに対する関心が高くて驚いたそうです。経営者の稲葉哲治さんによると、市販の箱入り大麦ストローは24本入り800円(税別)と決して安くはありませんが、若い女性の関心が高かったそうです。知り合いの飲食店でも大量に使ってみたいと意欲を示す人もいるそうです。
ちなみにエシカルペイフォワードは移転のため9月17日に一旦閉店し、向かいのビル2階で10月5日(土)からオープンする予定。

一方こちらは若者が集う表参道の近く、青山通りに面したシンシア･ガーデン。スパ、カフェ、ショップを併設した癒やし系店舗と言えば良いのでしょうか…。1階と地下はスパが、旬の野菜をたくさん使ったベジタリアン向けランチメニューが食べられるカフェは2階にあります。

オシャレでヘルシーなカフェの商品棚に、大麦ストローは置かれていました。取材時は販売を始めたばかりでしたが、もともと環境保護に関心の高いお客さんが多いとのことですので、ここを基点に広がって欲しいですね。
表参道や原宿では最近、SNS映えするタピオカを容器ごと(もちろんプラストローも)ポイ捨てする人達が続出し、町の環境破壊が深刻な問題となっています。これはレッキとした犯罪行為です。こうした人達に気付きを与えてくれるのが大麦ストローの役割でもあります。
東京都心では他にも商談中のセレクトショップがあるそうで…。
どんどん拡散して、優しい気持ちにつながることを期待します。

■大麦ストロー特集は、9月20日(金)に石川テレビ「石川さん Live News it !」で放送

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