レポート
2024.09.18

珠洲市・すずなり食堂! 海鮮丼もあるよ〜

震災の珠洲に待望の飲食店がオープン!

  1. 道の駅横・すずなり食堂
  2. 昼食時は大勢の客で賑わう
  3. 美味しそうな料理の数々!

9月6日(金)、珠洲市の道の駅すずなり横に待望の飲食店「すずなり食堂」がオープンしました! 様々な料理を作るのは、真浦町の名店・庄屋の館の和田丈太郎さんと、和風グリル瀬戸の瀨戸航さん。珠洲市の飲食店も軒並み休業に追い込まれたため、仮設店舗とはいえ美味しいランチが食べられる飲食店は、地元の人達や復興業者にとっても待望のオープン。ランチ時間はそこそこ混みますが席数も多いのでオススメです。
瀬戸さんが中心となって作る洋食は、鶏の唐揚げやとんかつ、カツカレー、ハンバーグ定食など。

瀬戸さんは去年10月下旬にレストラン部分を新装オープンしたばかりだったのですが、僅か2ヶ月余りで震災に見舞われ営業できなくなってしまったのです。12月に取材・放送した「あんこう料理」は、下記YouTube動画に公開しています。もちろん元日の震災によって公開動画内容とは状況が一変していますが、昨年末はこんなに ほのぼのとした状況だったのです。
時間はかかるでしょうが、グリル瀬戸さんが復活する日を心より願っています。

 

海鮮山盛り「福幸丼」がオススメ!

  1. 鮮魚料理は和田丈太郎さん
  2. 鮮やかな手並みでブリを捌く
  3. 和田さん渾身の「福幸丼」

一方、和田丈太郎さんが中心となって作る和食は海鮮山盛り「福幸丼」、タコカツ丼、さば塩焼き定食など。和田さんの店・庄屋の館は震災による崖崩れで一時、孤立しました。今も東側の逢坂トンネルは埋まったままで、輪島市・曽々木方面へ抜ける道路が使えるだけ。珠洲市の中では“飛び地”になったままです。依然として水道が復旧していないので、店舗を開けるどころか生活も出来ない状況です。

9月13日(金)午前6時前、和田さんがいち早く店にやってきました。実は和田さん、仮設住宅には入っておらず、未だに外浦の大谷小中学校体育館で避難生活を送っています。家族は金沢のみなし仮設住宅住まいで、“単身赴任”状態。
3月中旬から和田さん達は、被災者向けの弁当事業を担ってきました。1日最高で約1,400食もの弁当を作っていたのです。それも徐々に少なくなり、8月中旬に別の弁当業者さきちゃん弁当に全てを託し、すずなり食堂オープンに向けて準備を進めてきたのです。

弁当事業の頃と違って、魚を捌く和田さんの目はキラキラ輝いていました。ブリやカンパチなど鮮魚を美味しい海鮮丼に仕上げられる環境が整ったことが本当に嬉しい様でした。震災で奥能登の漁港はそれぞれ大きな被害を受けました。製氷施設も復活し、珠洲の蛸島漁港や能登町の宇出津漁港から新鮮な魚介が入荷するようになったのです。
珠洲市で海鮮を扱う店は非常に少ないので、来店客にも人気です。

和田さんと瀬戸さん。自分の店が営業が出来ない2人。ここでランチを食べることが復興支援となりますので、珠洲に行ったら是非立ち寄って下さい!

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イベント詳細

イベント名珠洲市・すずなり食堂
日程令和6年9月6日(金)〜営業中
場所道の駅すずなり横 仮設店舗
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