昼食には油与商店の「ぬか漬け」2品も出ました
銭五ツアー昼食のもう一つの目玉が、金石・油与商店で作られている海産物加工品であるぬか漬けです。これもまた北前船貿易の流れを汲む食材で、保存食として発達した伝統的な食品です。何故毒が抜けるのかが科学的に解明されていないのが、「ふぐの卵巣のぬか漬け」。濃厚な旨みが凝縮された珍味で、酒の肴になりますし、お茶漬けで食べても絶品です!! でも今回の主役は子ども達…。そこで油与商店の奥さんのアイディアで、ネギと一緒に冷奴に乗せることで、優しい料理になりました。もう一品は甘エビを使った「金沢海鮮ぬか漬け」。特に魅力的なブランドとして将来の成長が期待できるため、平成27年度の食品部門「プレミアム石川ブランド製品」に認定された逸品です。その甘エビは、焼いたフランスパンの上にアボカドと合わせてトッピング。イタリアンな味わいに、参加者も満足そうでした!!
幕末から明治にかけて栄えた北前船貿易。日本の海を駆けめぐった豪商・銭屋五兵衛には、今なお金石・大野に伝わる食文化の礎を築いたという功績もあるのです。参加した皆さんは、北前船や底引き網漁といった“海の恵み”を学びつつ、美味しい昼食に満足してくれたようでした。
■銭五ツアーの様子は9/17(土)16:30〜「リフレッシュぷらす」で放送!!
イベント名 | 豪商・銭屋五兵衛の生涯から海の大切さを学ぶツアー |
参加人数 | 親子18組 36人 |
日程 | 9月11日(日) |
場所 | 石川県金沢市・金石地区と大野地区 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |