金沢の中心部を流れる犀川。城下町風情が漂う中流域は、桜の名所でもあります。しかし金沢西インターチェンジ近辺から海へと向かう犀川下流域は、岸の草むらや中州に膨大な量のPETボトルが引っかかって非常に醜い光景が広がります。金沢市や野々市市、白山市の支流や街中に捨てられたプラごみは、大雨で増水すると海に流れ出し、或いは下流域の岸に引っかかってしまうのです。何百本というPETボトルが、数百メートルにわたって累々と転がって、実に酷い光景となっています。再び犀川が増水すると、濁流にさらわれて海へと出てゆきます。
北陸新幹線開業で一気に知名度を上げたのが、新鮮で美味しい金沢の魚貝料理。その味は羨望の的であり、金沢市民のプライドを支えています。しかしその魚介類が生息する日本海に、街中でポイ捨てされたPETボトルやレジ袋などが流入、深刻なダメージを与えるのです。
犀川を少しでもきれいにしたい――。
そんな思いを持った釣りグループ・アーバントラウトが、23日(日祝)で河川清掃活動を行います。雨天決行、軍手とゴミ袋は用意しているとのことですが、一旦雨が降ると足元が悪くなるので参加される方は長靴を準備しましょう。
お問い合わせはアーバントラウト 犀川を見守る会 代表・前田哲昭さんのFacebookまで。
イベント名 | 犀川下流域のプラスチックごみ清掃 |
日程 | 2020年2月23日(日祝) 7:00集合 |
場所 | 金沢市 犀川下流「雪吊橋」周辺 |
主催 | アーバントラウト 犀川を見守る会 |