奥能登さいはての珠洲。冬に美味しい海の幸がアンコウです。蛸島漁港近くの民宿むろやは、昼食も食べられる嬉しいお店。事前に予約すれば「ミニあんこう唐揚丼」(税込1,500円)が食べられます。あんこうの唐揚げは「フワッフワの食感で、噛めば噛むほど旨味が出てくる〜ッ！」とは、的場絢香リポーター。思わず笑顔になる味です。

民宿むろやの店主･室谷千代和さん、実は蛸島漁港の仲買業者。その目利きで毎朝、新鮮な魚介を仕入れているのです。だから旨い！
実は毎年、珠洲観光の拠点･道の駅すずなりで開かれる「あんこう祭り」(2022年は新型コロナで中止に)でアンコウの吊るし切りを披露するのが、室谷さんなのです。アンコウは捨てる部位が殆どありません。身はもちろん、肝、ぬの(卵巣)、えら、ひれ、皮、水袋(胃)は「あんこうの七つ道具」と呼ばれます。

こちらは外浦「垂水の滝」の近くにある庄屋の館です。豪華な赤御膳に盛られた「あんこうコース料理」は税込3,630円（要予約）。写真の「海藻しゃぶしゃぶ」は別料金ですが、奥能登の豊かな海の食文化を味わう為にも、ぜひ頼みたい逸品。岩ノリ、カジメ、アオサ、ギバサ、ワカメ、モズクなど多彩な海藻を酒粕仕立ての出汁で食べると、磯の香りが口いっぱいに広がりますよ。

続いては観光スポット見附島の近くにある「民宿 田﨑荘」。ここは宿泊料金に1,500円(税込)を追加すれば、温かいあんこう鍋が味わえます。味付けは味噌ではなく奥能登の魚醤いしる。YouTube動画の取材で訪れた秋末械人アナウンサーも太鼓判の絶品料理です。

珠洲で食べられるアンコウ料理は基本的に事前予約が必須ですが、ただ１軒、予約不要の店があります。道の駅すずなりの向かいにある「麺屋讃岐のんち」です。フワフワあんこう唐揚げが乗ったシンプルな「あんこううどん」は税込930円。何より手軽にあんこうが味わえるとあって、冬場は注文するお客さんが多い逸品です。

珠洲の冬グルメを堪能できる「あんこうまるかじり」、ぜひ体験して下さいね〜。
詳しくは能登すずなり ☎0768-82-4688まで。

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