能登町宇出津港･のと寒ぶりまつり2025開催 | 海と日本PROJECT in いしかわ

能登内浦の海はグルメの宝庫です。冬本番を迎えると、北の海から回遊してきたブリが奥能登・珠洲市沖や能登町沖に設置された定置網に入ります。これが寒くなって脂の乗った天然能登寒ぶりです。
2024年元日に発災した能登半島地震で、奥能登の漁港施設や漁業従事者も甚大な被害を受けました。宇出津のJF能都支所も強烈な揺れによってセリ場には大きな段差が出来たほか、漁協施設も破損、断水も発生しました。
その影響が懸念されていましたが、今シーズンの能登寒ブリの水揚げは好調のようです。美味しいブリが食べられることは無論ですが、何より漁業に携わる人達の生活と活気が戻ってきたのが大きいですね。

そんな石川屈指の天然能登寒ぶり水揚げを誇る能登町宇出津で、2025年1月19日(日)に宇出津港のと寒ぶりまつり2025が開催されます。ぶりしゃぶやぶり大根、廻船問屋お寿司など様々なブリ料理が食べられるグルメテント村がある他、午前と午後に１回ずつ10kgを超える天然能登寒ぶりの解体ショーがあります。捌いたブリは刺し身にして振る舞われますよ〜！　去年は能登半島地震で中止となったため２年ぶりの開催です。

さて絶品の冬グルメとして2022年にブランド化されたのが天然能登寒ぶり最高峰「煌(きらめき)」。初年度の第１号落札額はなんと400万円！　今シーズンも12月2日に行われた初競りで誕生した天然能登寒ぶり第１号は200万円という高値をつけました。重さ14.0kg以上、傷がなく胴回りが十分であることなどの厳しい条件がをクリアする必要があります。
が、「煌」じゃなくても充分に美味しいのが、天然能登寒ぶり。復興支援にもなりますので、のと寒ぶりまつりに行けない方も、ぜひ能登の寒ぶりを食べましょう！

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