珠洲市で生まれ育ち、特産の塩を使った商品を売りにする「しお・CAFE」の店長を務める糸谷佳史さんのインタビューをYouTubeに公開しました。
糸谷佳史さんが店長を務める珠洲市片岩町の「しお・CAFE」は、美しい海岸の景色と、珠洲のきれいな海水から作られる塩を使った料理などが自慢です。
20年前に起きたロシアのタンカー「ナホトカ号」の重油流出事故で、能登半島外浦の珠洲の海岸は壊滅的な被害を受けました。NPO法人・能登半島おらっちゃの里山里海の奥野弘吉さんは「凄かった。今ある塩田の辺りが 一番重油が流れ着いた。今ではほとんどわからないが、再生するのに時間がかかった」と振り返ります。悪夢から20年を経て、本来の綺麗な姿を取り戻した珠洲の海。国内屈指の純度の海水を使う揚げ浜式製塩法の塩田が数多く存在しています。
糸谷さんは「海を守るために自分達の力で何かできれば」と、海岸に流れ着いたシーグラスを集めアクセサリーを作ります。日々、海の恵みを受ける尊さ、この日常が続くことが糸谷さんの願いです。