七尾市から能登の魚文化を発信するフリーペーパー「Fのさかな」の佐味一郎さんのインタビューをYouTubeに公開しました。
七尾から全国に向けて能登の魚文化を発信しているフリーペーパー「Fのさかな」(石川印刷株式会社)。2016年に「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」で、地域の物産や商品を魅力的に紹介する媒体を審査する【まるごとにっぽん優秀賞】を受賞。非常に充実した内容の“海と魚のフリーペーパー”です。
しかし創刊から12年、佐味さんは「Fのさかな」の取材・編集を通じて、魚を取り巻く状況の変化を感じているそうです。
── それは、魚離れ ──
現在の日本では、魚を食べる人が減少し続けています。養殖技術や加工技術、流通の発達は確かに私たちの生活を便利で快適にしました。その反面、例えば季節感は気迫になり、家庭で魚をさばいて食べる機会は、徐々に失われてきました。調理済みの総菜を、たまに買うだけの人が増えています。
今、海は、地球温暖化や二酸化炭層増大の影響で環境が悪化し、私たちの食卓に上る魚介類にも目立った変化が出始めるようになってきました。
魚の変化を知ること、それは海の変化を知ることです。少しでも、魚、そして能登の魅力を知ってもらいたい、海に関わる仕事をする人々の声を伝えたい──そんな想いを込めて、佐味さんは「Fのさかな」を世の中に送り出しています。