2019年となりました。
古代から、地球の命を支えて続けている、大切な海。
2018年。夏を迎える頃から、急に海洋ごみの問題が浮上してきました。
特に大きくクローズアップされたのが、プラスチックゴミです。この3年間、石川の様々な海の顔を見てきました。奥能登の海は特に美しく、その豊かな恵みに抱かれた暮らしに感謝する日々です。その反面、海岸に打ち寄せられたプラスチックゴミの醜さに、呆然と、そして慄然とします。
累々と、累々と──。
波打ち際に漂着しているのは、快適さを追い求め、そのことにさえ気づかなくなって、当たり前のように享受している私達の暮らしの痕跡そのものです。しかし海岸に漂着していないプラスチックゴミは、今もこの瞬間も、海を彷徨い続けています。
海は、私達の快適な暮らしの結果を、飲み込み続けているのです。
黙々と、黙々と──。
広大な地球の海に漂うゴミは、回収できません。でも街から出るゴミは、止められます。
快適な暮らしの罪に気づくことから2019年を始めませんか。
地球の命の源、海を守るために。