海洋国家日本には、海と関わりの深い民話が数多く残ります。海の恵みへの感謝や海への畏れなど、全国の海ノ民話には深い教えや教訓があります。自分達が暮らすふる里には、どんな海ノ民話があるんだろう? それを一般社団法人・日本昔ばなし協会が短編アニメーションにする取り組みが「海ノ民話のまちプロジェクト」です。
今年度の海ノ民話アニメは加賀橋立の海を舞台とした少し悲しい物語「お夏のがんど」。2025年1月14日(火)、アニメ監督の沼田心之介さんが、加賀市の島谷千春教育長にアニメ完成を報告。認定証と完成DVDを贈呈しました。
午後からはご当地の橋立小学校でアニメ上映会を実施しました。
そして1月15日(水)、公式サイトで「お夏のがんど」が公開されたのです。
公式サイトから「エリアで選ぶ」>「中部」とクリックすると、中部地方の海ノ民話アニメ一覧が出てきます。石川からは今回の「お夏のがんど」のほか、2023年度に制作された七尾市能登島・向田町に伝わる「蛸神さま」も視聴できます。去年は能登半島地震の影響で能登島小学校での上映会は半年遅れとなりました。
公式サイトには全国各地の海ノ民話が掲載されているので、子ども達と一緒に観て「海の大切さや海を畏怖する心」などを感じてもらえれば幸いです。