七尾湾に浮かぶ能登島に、2泊3日の日程で、岐阜県の中学生たちが教育旅行に訪れました。生徒たちは釣りや地元の人たちとの「語らい」などの体験を通して、能登の豊かな里海について学びました。
5月10日(水)~12日(金)の2泊3日で、岐阜県郡上市にある大和中学校2年生の生徒たちが、七尾湾に浮かぶ能登島を訪れました。能登島では数年前から、こうした教育旅行の受け入れに注力しています。2日目、生徒たちは鰀目(えのめ)漁港でボラやアイナメを釣ったり、魚をさばいたりと里海体験をしました。岐阜は海なし県。海を知らない生徒もいて「見たことのない生き物がいた」「海水は本当にしょっぱいことがわかった」などと驚いていました。
日が暮れるころ、生徒たちが宿泊する民宿では「語らいの時間」が始まりました。能登島の人たちも楽しみにしているプログラムです。漁師の傍ら民宿を営む能登島観光協会会長の谷口和義さん宅では、谷口さんが生徒たちに能登島の海や漁師の仕事について話し、能登島がフグの水揚げ量・種類ともに日本一であることや、水産資源が枯渇しないように4割を取って6割を残すことなどを伝えました。定置網漁の写真などに生徒たちは興味津々、身を乗り出していました。こうした体験を通して、限りある海の資源の大切さを知ってほしいと、谷口さんは考えています。
岐阜県の中学生が教育旅行で能登島を訪れた話題は、5月20日(土)放送