加賀にそびえる神々しき霊峰白山。白山を源流とする水は谷を流れて次第に合流し、雄大な手取川となっています。その恵みの水は広大な扇状地を形成し、加賀の暮らしや水産業を支えてきました。これが2023年5月に白山手取川ジオパークとしてユネスコに認定された理由です。手取川河口の町・白山市美川に自噴する伏流水が産み出す「海の恵み」をYouTube動画に公開しています。
白山手取川ジオパーク、美川の初夏「しらす」は希少グルメ
広大な白山手取川扇状地
美川で水揚げされるシラス
日本海側のシラスは美川だけ
初夏の白山市美川漁港を彩るのが、美川しらす。白山手取川のミネラル豊富な水が美川沖に豊かな漁場を形成し、今では日本海側唯一のしらす漁を継続させています。地球温暖化に伴う海水温上昇の影響なのか、近年はしらすが獲れる時期が替わり、漁獲量ね減ったりと影響が出ています。
水揚げが少ないため美川しらすの水揚げと加工は、ほぼ地元漁師達のボランティアとなってしまいました。それでも貴重な石川の海の幸として、知る人ぞ知る「美川グルメ」となっています。新鮮な生しらす丼を食べられる🍣鮨美浜が港近くにあります。でも本当に食べられる期間が短いので、季節になったら是非食べに行ってもらいたい!
白山手取川の伏流水が 美川の水産物加工を支えている
豊富に湧き出す伏流水
「あら与」水産物加工場
禁断の「ふぐの子ぬか漬け」
白山市を流れる手取川河口の美川地区には豊かな伏流水が自噴しています。生活用水として今でも人々の暮らしを支えていのが驚きです。また美川地区は、北前船貿易などで伝わった保存食としての「ぬか漬けの技術」が地場産業を築いてきました。美川の水産物加工に欠かせないのが潤沢な伏流水なのです。
地区産業の中核を担うあら与を訪れたのは、久々登場の的場絢香レポーター。
美川グルメを牽引・あら与
美川のリーダー荒木社長
意表をつく「ふぐの子サブレ」
久々登場の的場レポーター