レポート
2019.08.05

【奥能登の海と恵みを学ぼう!】⑫

小木漁港に隣接した能登海洋深層水施設「あくあす能登」の見学です。

海洋深層水も海の恵みです

  1. JF小木支所から歩いて移動
  2. 能登海洋深層水・あくあす能登
  3. 副施設長・石上浩一さんが説明

あくあす能登が誕生したのは2005年。石川県工業試験場が取水できる場所を探した結果、能登町小木だけが適地だったそうです。あくあす能登では、小木港の3.7キロ沖・水深320メートルの海底から1日100トンもの海洋深層水を取水しています。何に活用するのでしょうか?

生けすで魚貝類の畜養に最適です

  1. 能登海洋深層水を利用して畜養
  2. 畜養しているのはカキ貝でした
  3. 取水の仕組みについて聞きます

こちらは海洋深層水を活用した畜養施設。生けすにカキやアワビ、サザエなどを入れると、元気なままの状態が保てるそうです。能登海洋深層水は4大ミネラルと言われるナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムが豊富に含まれているので、生き物にとって非常に良い環境なのでしょうね。この能登海洋深層水は、実は金沢の近江町市場の鮮魚店の生け簀でも活用されています。近江町の魚介が美味しいのも、小木沖の海の恵みなのですね。

海洋深層水の塩を作っています

  1. 施設には大きなタンクがある
  2. 非直火式低塩製法での塩作り
  3. 能登の塩とミネラルウォーター

あくあす能登では海洋深層水を様々な方法で活用しています。一つが特許製法である非直火式低塩製法での塩作り。2トンの濃縮した海洋深層水を製塩装置に入れて、60度の低温で5日間かけて60キロの塩を作ります。低温で作るとミネラル成分が壊れにくいそう。料理の旨味を引き出す美味しい塩なのです。
脱塩した水はミネラルウォーターとして販売されています。あくあす能登に容器を持って行けば、その場で販売してくれます。取材中に買いに来た地元の女性は「ご飯の炊き上がりが良くて美味しいのよ〜」と太鼓判!! 今度試してみようかな…。

海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00〜11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。

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イベント詳細

イベント名【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】
参加人数小学校5・6年生21人
日程2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木)
場所能登町 あくあす能登
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会
協力能登海洋深層水施設・あくあす能登 能登里海教育研究所
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