レポート
2019.08.05

【奥能登の海と恵みを学ぼう!】⑬

遂にやって来たのが、全国でもここだけという海洋教育“里海科”の本拠地・能登町立小木小学校です。
最終プログラム前の昼食でも、奥能登の海の恵みを学びます。

画期的な海洋教育カリキュラム“里海科”を実践している小木小学校です

  1. 海を望む高台にある小木小学校
  2. 弁当にも学びが詰まっています
  3. 能登丼の理事長・坂本信子さん

昼食は、奥能登の里山里海の恵みがギッシリ詰まった珠洲の「スズ弁」。実は今回の2泊3日のイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】では、海の学びを生かしたオリジナル弁当を考えてもらう宿題があるのです。おかずの説明は前日の昼食を作ってくれた小さい港のゲストハウスの坂本信子さん。坂本さんは能登丼事業協同組合理事長の立場としても参加してくれました。

スズ弁が美味しいヒミツって何だろう?

  1. 奥能登の食材満載の「スズ弁」
  2. おかずの説明を真剣に見てます
  3. スズ弁のパンフレットも参考に

スズ弁」は奥能登の食材を沢山使用した弁当です。2017年の奥能登国際芸術祭の際に、特に外浦側で“昼食難民”が続出した反省から生まれました。税込み800円、能登すずなりに注文できます。スズ弁を作っているのは、珠洲市正院町のさきちゃん弁当です。

こども達が考える「オリジナル弁当」の大きなヒントに

  1. 里山里海の恵み・スズ弁は800円
  2. 海藻かじめと油揚げの甘みそ煮
  3. 手書きイラストメニューもGood

スズ弁」を彩る海の幸は多彩です。奥能登らしいおかずが「かじめと油揚げの甘みそ煮」。珠洲の海では様々な海藻が採れますが、奥能登では本当に良く海藻を食べるのです。「わかめの酢の物」もコリコリとして美味。実は珠洲のワカメは別格の美味さを誇ります。タコとジャガイモを煮込んだ「いもだこ」は伝統料理。のと豚を魚醤「いしる(いしり)」で炒めたおかずや、珠洲の揚浜式塩田の塩で食べるエビの天麩羅など、調味料にも奥能登の海の恵みが詰まっていますね。

“イカの町・小木”の伝統料理「イカの甘酢漬け」も出しました

  1. 小木伝統の「イカの甘酢漬け」
  2. 調理してくれた瀬川しのぶさん
  3. スルメイカの胴体に野菜が入る

昼食には、もう一品。“イカの町”である能登町小木のスルメイカを使った伝統料理「イカの甘酢漬け」を用意しました。作ってくれたのは、伝統料理を絶やしたくないという思いから、小木のおばちゃん達にレシピを教わった瀬川しのぶさん。スルメイカの胴体にイカの足の他、ニンジン、セロリ、キュウリを詰めて甘酢に漬けて作ります。輪切りにすると美しい!! さっぱりして美味しい郷土の味です。オリジナル弁当を考えるヒントが盛り沢山の昼食になりました。

海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00〜11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。

■Facebook  ■Twitter

イベント詳細

イベント名【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】
参加人数小学校5・6年生21人
日程2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木)
場所能登町立小木小学校
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会
協力能登里海教育研究所 能登丼事業協同組合 セガワレシピ
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

スポGOMI甲子園石川県大会優勝・小松大谷高校チームが小松市長表敬
レポート
2024.11.13

スポGOMI甲子園石川県大会優勝・小松大谷高校チームが小松市長表敬

能登半島地震・海の幸はどうなる?
レポート
2024.10.27

能登半島地震・海の幸はどうなる?

ページ内トップへ