8月1日に珠洲市の鉢ヶ崎海水浴場を訪れていたライフセイバーの飯沼誠司さんが、遊びに来ていた地元の中学生たちに、「海での走り方」を伝授しました。この走り方が、命を救うカギとなるのです。
8月1日、イベントのために珠洲市の鉢ヶ崎海水浴場を訪れていたライフセイバー国内第一人者の飯沼誠司さん。遊びに来ていた地元の緑丘中学野球部の生徒達に、「海での走り方」を伝授することにしました。まずは、走り方を教えずに競争してみると、圧倒的な速さで飯沼さんが勝利。大きな違いは、足の抜き方。浅瀬では足を横に抜くと、水の抵抗を少なく抑えられて、速く走れるというわけです。中学生たちは飯沼さんの走り方をお手本に、膝を高く上げて、足を横に抜いて走る方法を試していました。楽しそうに遊んでいるようですが、実はこの翌日、志賀町の増穂浦海水浴場の取材中に、思いがけず本当に飯沼さんが溺れた子どもを救助する場面に遭遇しました。その時、飯沼さんは実際にこの走り方で、もの凄いスピードで溺れている子どもにたどり着き、命を救ったのでした。浅瀬の走り方は、大切な命を一刻も早く救うためのテクニックだと知りました。
イベント名 | ライフセイバー飯沼誠司さんが海の走り方を伝授 |
日程 | 8/1 |
場所 | 珠洲市・鉢ヶ崎海水浴場 |