全国から高い評価を得る石川の食文化。その成り立ちには北前船貿易の影響も深く関わっていました。
幕末から明治にかけて隆盛を極めた北前船貿易。三方を日本海に囲まれた石川には寄港地が点在し、特に加賀市橋立町は豪商を輩出し、今も20軒余りの船主や船頭の屋敷が残ります。北前船の里資料館には航海の安全を祈る船絵馬が展示され、ここを訪れると時代が戻った錯覚を覚えるほどです。
こちらは金沢。海沿いの大野町には木造の味噌醤油工場が集積し、町の礎を成しています。大野の醤油は金沢市民の食卓に欠かせない味ですが、その醤油も北前船と深い縁がありました。仕入れた大豆を加工して味噌や醤油を製造し、積み荷は再び各地へ──。そんな商いで北前船に携わった金沢の歴史上の人物と言えば…。
イベント名 | 石川県の北前船の歴史、そして今 |
日程 | 2018年5月 |
場所 | 加賀市橋立町 金沢市金石・大野地区 |