レポート
2018.05.17

北前船と石川県の深〜い関係

全国から高い評価を得る石川の食文化。その成り立ちには北前船貿易の影響も深く関わっていました。

加賀市橋立町は「日本遺産」に認定されるほど、北前船の面影が残っている

  1. 赤瓦が象徴的・橋立の船主集落
  2. 明治に迷い込んだような町並み
  3. 北前船の里資料館は 必見です

幕末から明治にかけて隆盛を極めた北前船貿易。三方を日本海に囲まれた石川には寄港地が点在し、特に加賀市橋立町は豪商を輩出し、今も20軒余りの船主や船頭の屋敷が残ります。北前船の里資料館には航海の安全を祈る船絵馬が展示され、ここを訪れると時代が戻った錯覚を覚えるほどです。

金沢には北前船で伝わった食文化が根付く

  1. 味噌醤油工場が多い金沢市大野
  2. 至る所に木造の味噌醤油工場が
  3. 金石では一軒だけ操業している

こちらは金沢。海沿いの大野町には木造の味噌醤油工場が集積し、町の礎を成しています。大野の醤油は金沢市民の食卓に欠かせない味ですが、その醤油も北前船と深い縁がありました。仕入れた大豆を加工して味噌や醤油を製造し、積み荷は再び各地へ──。そんな商いで北前船に携わった金沢の歴史上の人物と言えば…。

金石が生んだ「海の百万石」銭屋五兵衛

  1. 石川県銭屋五兵衛記念館
  2. 豪商・銭屋五兵衛が港町を築いた
  3. 金石・本龍寺に銭屋五兵衛の墓が

それが豪商・銭屋五兵衛です。北前船貿易で巨万の富を築き上げた五兵衛の足跡は、金石の隅々に残っており、その墓は本龍寺に静かに佇みます。銭五の北前船貿易がもたらしたものは富だけではありません。日本海を股にかけた航海で様々な穀物や海産物を仕入れ、各地の食文化をもたらし、金沢の味覚の礎を築いたと言っても過言ではありません。

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イベント詳細

イベント名石川県の北前船の歴史、そして今
日程2018年5月
場所加賀市橋立町 金沢市金石・大野地区
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