9月3日の開幕から20日余り。久しぶりの「珠洲・奥能登国際芸術祭」リポートです。
中国人アーティストのリュウ・ジャンファさんの作品は、見附海岸。浜辺に置かれているのは、中国「景徳鎮」の陶器と「珠洲焼」の陶器。海を挟んだ陶器の歴史が、古から現代へと連なる印象です。もともと見附島は、珠洲でも人気の観光スポットですが、芸術作品を見に来た人達が、朝から大勢いました。
外浦海岸(能登半島・狼煙岬の西側)は、荒々しい磯の絶景が連続します。深澤孝史さんの作品「神話の続き」は、青い海を背景に、珠洲の海岸に流れ着いた白いプラスチックの漂着物で形作られています。
海辺の岩にもプラスチック漂着物を使った注連縄が張られています。海ゴミだけではなく、古代より珠洲の海には、中国大陸から様々な物が漂着しました。それは海が運んだ文化でもあったのです。
イベント名 | 奥能登国際芸術祭 |
参加人数 | 参加アーティスト 11の国と地域から39組 |
日程 | 2017年9月3日(日)〜10月22日(日)までの50日間 |
場所 | 石川県珠洲市全域 |
主催 | 奥能登国際芸術祭実行委員会 |