能登半島国定公園の中でも別格の景観を誇る珠洲市・木ノ浦。数件の家があるだけのへんぴな場所ですが、ここには全国にその名を轟かす珈琲の名店があります。
能登半島の先端に近い、珠洲市木ノ浦にある焙煎珈琲店「二三味珈琲」は、東京で珈琲焙煎の修業を積んだ二三味葉子さんが、2001年に故郷の珠洲市に戻って始めました。店は二三味さんの祖父が使っていた舟小屋です。「二三味珈琲」は、全国的にも知られた名店で、大勢の珈琲好きが二三味さんの珈琲を求めて訪れます。2015年2月に公開された映画「さいはてにて」のモデルであり、木ノ浦海岸が映画の舞台となりました。
二三味葉子さんは、新しい試みとして、今年5月に珈琲店の隣にカフェ「二三味珈琲 海の家」をオープンしました。カフェでワンプレートのランチを作っているのが、大畑佐知さん。去年、木ノ浦に来た大畑さんは、二三味さんに口説かれたことがきっかけで、京都から珠洲市に移住しました。大畑さんは「海を見ながら珈琲を淹れられるのが一番の魅力。能登の人は優しくて、みんな『ようこそ、ようこそ』と言ってくださる。」と話していました。近年、珠洲など奥能登に移住する人が増えていますが、大畑さんも奥能登・木ノ浦の魅力に惹きつけられた1人です。
■9/3(土)の石川テレビ「リフレッシュぷらす」で放送しました
イベント名 | 珠洲・木ノ浦1 二三味珈琲&海の家 |
場所 | 珠洲市木ノ浦 二三味珈琲、海の家 |