珠洲の古民家レストラン典座のカニ丼。夏にカニ? 冷凍?──と思ったら大間違いでした…
奥能登、珠洲市三崎町伏見。古民家というにはあまりに豪奢な屋敷は、珠洲焼作家・坂本市郎氏の自宅で幕末建造。先祖は北前船の豪商・銭屋五兵衛の配下だったそうで、豪壮なのも頷けます。珠洲焼は15世紀末に突如途絶えた幻の焼物。昭和になって、海に沈んでいた珠洲焼が漁師の網にかかった(海揚がり)ことから研究が進み、昭和50年代に珠洲焼は復興しました。
能登丼事業協同組合の理事長を務める坂本信子さんは、主人の市郎氏の手による珠洲焼の器に惜しげもなくカニの剥き身を盛りつけます。この時期にカニ? 冷凍? ロシア? いろいろ聞いたら信子さんに怒られました。知りませんでした、能登沖で獲れるベニズワイガニは、夏が旬だそうです。禁漁期間(ズワイです)だとばかり思っていた。実際に食すると、美味い、甘い、新鮮!! 能登丼の存在意義を痛感いたしました。ちなみにハンディやしきさんは珠洲の漁師の家系だそうで、撮影準備の間、坂本市郎さんと盛り上がっておりました…。
■典座の「カニ丼」は、7月29日(土)14:15から石川テレビで放送。
イベント名 | 能登丼 |
場所 | 珠洲市三崎町伏見 |
主催 | 能登丼事業協同組合 |