レポート
2018.07.25

小松市「北前船安宅こども調査団」のフィールドワークです!!

幕末から明治にかけて日本海を股にかけた北前船貿易。その寄港地として栄えた小松市安宅町一帯で7月24日(火)、安宅小学校5年生が「北前船安宅こども調査団」としてフィールドワークを行いました!!

石川県には北前船ゆかりの港が数多く存在している

  1. 海を臨む「安宅ビューテラス」
  2. 小学生24人、中学生8人が参加
  3. 和田愼司小松市長があいさつ

 今年5月、小松市の「北前船寄港地・船主集落」が輪島市とともに文化庁「日本遺産」に認定されました。昨年4月28日に加賀市橋立町の船主集落が日本遺産に認定されていて、今回の小松市安宅は追加認定です。ふるさと安宅に繁栄をもたらした北前船にはどんな歴史があるのか…。安宅小学校5年生24人が「北前船安宅こども調査団」となってフィールドワークに臨みました。開会式は安宅の海を臨む安宅ビューテラス。挨拶に立った和田愼司小松市長は、北前船は安宅が発祥の地であることや海と暮らし、産業のつながりなどを話しました。

北前船安宅こども調査団には小学生24人、中学生8人が参加

  1. 安宅小学校5年生は24人参加
  2. ブルーのポロシャツが中学生
  3. 熱中症対策もバッチリです!!

安宅小学校5年生がメインですが、安宅中学校の8人も参加。実は6月下旬、日本遺産認定を機に北前船や安宅町の魅力を発信し、観光ガイドに取り組むグループ「地域活性化クラブ」が安宅中学に発足していて、彼女達はそのメンバーとして自分たちの知識を深めると共に、小学生をサポートするために参加したのです。一行は、まず海辺の安宅住吉神社の社叢に向かいました。

安宅住吉神社には北前船と安宅の歴史が詰まっています

  1. 安宅住吉神社の北村嘉章宮司
  2. どれも初めて聞く話ばかり…
  3. 北前船の船主が寄贈した絵も

北前船の航海は嵐などで沈没することも多く、正に命がけ。北村嘉章宮司はこども達に北前船の航海が危険と隣り合わせだったことを伝え、だから神社には安宅の船主達が航海安全を祈って奉納した絵馬など歴史的な価値の高いものが数多く残ることを説明しました。

北前船ゆかりの法納品などが多く残る

  1. 金比羅神社に飾られた船絵馬
  2. 松村家奉納の船絵馬「安宅丸」
  3. 金比羅神社前には北前船の錨

こども達が船絵馬を目にするのはこれが初めて。時代によって絵馬に使われた色が異なることなど、北村宮司の説明を真剣に聞きながら、歴史の重みと海への畏敬を感じているようでした。境内には北前船の「親子錨」も展示されており、往時を偲ばせる安宅住吉神社には訪れる価値があります。

■「北前船安宅こども調査団」は8月4日(土)11:45から石川テレビで放送

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イベント詳細

イベント名北前船安宅こども調査団
参加人数安宅小学校5年生24人、安宅中学校生8人など
日程2018年7月24日(火)9:30~15:30
場所小松市安宅町一帯
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会
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