レポート
2018.07.29

珠洲市狼煙・禄剛埼灯台の無料開放

能登半島の突端に佇む禄剛埼灯台の無料開放に行ってきました!!

禄剛崎灯台は、日本屈指の美しい灯台です

  1. 無料開放は4、7、11月の年3回
  2. 灯台には全国唯一「菊の紋章」
  3. 明治16年の点灯から135年目に

 日本海に突き出す能登半島。突端の岬に佇む白亜の禄剛崎灯台は、朝日も夕陽も美しく、旅情をかき立てます。スコットランド人技師リチャード・ブラントンの設計で、完成まで2年の時を経て明治16年7月10日に初点灯。以来135年の時を経て、今なお揺るがぬ禄剛崎灯台は、すべて地元の職人の手による歴史的建造物でもあります。日本で唯一「菊の紋章」があるのは、点灯式に皇族が訪問したから。4月、7月、11月の年3日間だけ内部が見学できる無料開放があり、7月28日(土)に七尾海上保安部の職員が灯台の説明をしてくれました。

 

禄剛崎灯台の内部に入ってみました

  1. 灯台は3階建・2階に上る急階段
  2. 巨大なレンズは3階部分にある
  3. 33km先の日本海まで光が届く

 禄剛崎灯台は3階建て。上階に登る階段は“鉄のハシゴ”と言って良いほど急です。2階部分からは外周に出ることができ、爽快な日本海の絶景が臨めますが、やはり凄いのは3階。その光を33km先の海まで届ける巨大なレンズは圧巻でした。江戸時代後期の北前船などにとって、能登半島突端を迂回する航路は海難事故が絶えない難所だった様で、明治に入り「海の道標」として禄剛崎灯台が建設されました。

灯台を守り続ける人達…。今「恋する灯台」として再び脚光を浴びる禄剛崎灯台

  1. 小坂一平さん(81)は名誉灯台長
  2. 七尾海上保安部・田平辰男さん
  3. 2017年に「恋する灯台」に認定

 かつて禄剛崎灯台には灯台守が存在していました。名誉灯台長を務める珠洲市狼煙町の小坂一平さん(81)によると、昔は小坂家の本家2人が灯台守をしていたそうですが、昭和38年に自動化されました。現在の灯台管理は七尾海上保安部で交通課の田平辰男専門官によると、富山湾に入る船舶にとっては、今も航海安全の目印として重要な存在だと言うことです。

 絶景の日本海を臨み、朝日から夕陽までを見られる禄剛崎灯台は、昨年「恋する灯台」に認定され、ロマンチックな最果ての観光スポットとして再評価されています。そんな禄剛崎灯台の美しいドローン映像が、こちらです。

 禄剛崎灯台と日本海に昇る朝日のドローン映像

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 禄剛崎灯台と日本海に沈む夕陽のドローン映像

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イベント詳細

イベント名禄剛埼灯台 無料開放
日程2018年7月28日(土)
場所珠洲市狼煙町 禄剛埼灯台
主催七尾海上保安部
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