レポート
2019.06.25

【海とみらいと科学の日】プラスチックごみ問題を考えました

6月23日(日)、金沢海みらい図書館で「海とみらいと科学の日2019」が開催されました。

海のおたから、どっちがホンモノ?

  1. 金沢大学教授・鈴木信雄さん
  2. 左2個が海綿動物、右はスポンジ
  3. 驚きの発見に親子でビックリ!!

6月23日(日)の「海とみらいと科学の日2019」は能登町の海洋教育をサポートする能登里海教育研究所金沢大学環日本海域環境研究センターが協力した海を学ぶイベント、大勢の親子が参加しました。メイン企画は3回行われた実験教室「海のおたから、どっちがホンモノ?」。よく似た形状のモノを見比べると、片方が海の生物、片方がプラスチックであることに気付くという面白い企画です。金沢大学教授の鈴木信雄さんは、海綿動物とスポンジの解説。そもそも海綿動物が英語でスポンジ(sponge)だそうで…。へぇ〜。

貝のボタンとプラスチックのボタンです

  1. 続いてはボタンのホンモノを
  2. 赤がプラスチック、青が貝です
  3. 加藤愛アナも興味津々です!!

能登里海教育研究所の浦田慎さんは、ボタンの比較。貝ボタンとプラスチックボタンを酢(酸です)に入れると、貝ボタンからは泡が出始めて生き物であることが解る仕組み。こども達は目を輝かせて実験を楽しみ、海のことを学びました。
そもそも今回の実験教室の背景には、深刻な海洋プラスチックごみ問題があります。わかりやすい実験を通して参加者に海洋汚染について考えてもらうのが目的がありました。

海洋プラスチックごみ問題について考えました

  1. 里海研・木下靖子さんの“里海科”
  2. 大麦ストロー考案者・蒲田さん
  3. 脱プラスチックの大麦ストロー

実験教室では、能登里海教育研究所の木下靖子さんが海洋ごみの“授業”を行いました。里海研は能登町・小木小学校で行われている海洋教育“里海科”をサポートしていますが、深刻さを増す海洋ごみ問題を海洋教育の重要なカリキュラムとしてクローズアップさせているのです。
「海とみらいと科学の日」の会場には大麦ストローの展示もあり、考案したロータスコンセプトの蒲田ちか代表も参加しました。脱プラスチックを目的とした大麦ストローは、実験教室に参加した親子全員に配付されたのです。様々な海の学びを通して、海の生き物をを知り、海洋ごみ問題を知り、海の大切さを実感する──。素晴らしいイベントでした。

【海とみらいと科学の日】の模様は、6月29日(土)11:45〜11:50【いしかわの海】で放送
■Facebook  ■Twitter

イベント詳細

イベント名海とみらいと科学の日2019
日程2019年6月23日(日) 10:00〜16:00
場所金沢海みらい図書館
協力能登里海教育研究所 金沢大学環日本海域環境研究センター うみとさかなの科学館
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

スポGOMI甲子園石川県大会優勝・小松大谷高校チームが小松市長表敬
レポート
2024.11.13

スポGOMI甲子園石川県大会優勝・小松大谷高校チームが小松市長表敬

能登半島地震・海の幸はどうなる?
レポート
2024.10.27

能登半島地震・海の幸はどうなる?

ページ内トップへ