3日目は本格的な“里海科”の体験です。
小木漁港に面したJF小木支所
JF小木支所の神谷洋志郞さん
スルメイカ漁について学びます
最終日は、能登町小木が舞台。ここは海洋教育“里海科”の本場です。講師はJF小木支所の神谷洋志郞さん。小木が誇るイカ釣り漁の仕組みや、釣ったイカをすぐにマイナス40度で急速冷凍する船凍イカについて、神谷さんが教えてくれました。特に船凍イカは、小木のイカ釣り漁師達が開発した技術で、解凍すれば生で食べられる鮮度を保つ技術なのです。函館、八戸と並んで全国屈指のスルメイカ漁獲を誇るのが能登町小木です。
小型イカ釣り漁船を見学しました
小型漁船でもハイテク機器満載
自動「イカ釣りロボット」です
船倉にイカを入れる発砲ケース
続いてこども達は小木漁港に接岸された小型い釣り漁船を見学。神谷さんに説明してもらった自動イカ釣りロボットや大きな集魚灯、船倉の発泡スチロールケースなど、小さな漁船に無駄なく凝縮されたイカ釣り機器の数々に感心していました。
近年不漁が続くスルメイカ。その原因は?
浦田慎さんの本格的な“里海科”
危機的 スルメイカ不漁の原因は
しっかり原因を考えています
実は奥能登の海の学びイベントは、能登里海教育研究所がサポートするカリキュラムをベースに構築しているのですが、その里海研があるJF小木支所に戻ってきたこども達は、前夜の自然観察を行ってくれた浦田慎主幹研究員から、スルメイカの授業を受けました。実はここ数年のスルメイカ漁は記録的な不漁が続いているのですが、その原因は何なのかを考えました。こども達から出てきたのは、地球温暖化や外国船によるイカの乱獲など相当レベルの高い回答。大人が驚くほどでした。
海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00~11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。
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