能登町伝統の食材を使った夕食を食べた後、夜の自然観察も行いました。
2泊3日のイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】の宿泊は、体験交流施設・ラブロ恋路。有名な奥能登の観光スポット恋路海岸の隣です。奥能登の食材を使った夕食を前に、魚醤「いしり」を作っているカネイシの新谷伸一さんが、その製造方法や料理での使い方などを解説しました。
いよいよ晩ご飯です。いしりを出汁に使った貝焼き、柚の香りが食欲をそそる塩辛、新鮮な刺身など、初日のプログラムで疲れたこども達は、能登の里山里海の恵みを存分に味わいました。
そして、今年は夕食後も自然観察プログラムを用意しました。
九十九湾に面した土手や岩の隙間に生息するアカテガニの観察です。指導は午前中、磯の自然観察でも登場したのと海洋ふれあいセンターの東出幸真さん。同センターのイベントにも夜のアカテガニ観察がありますが、残念ながら7月下旬で終了。石川県だと加賀市塩屋町の鹿島の森、志賀町の能登金剛などでも観察できるアカテガニは夜行性。巣穴から這い出して餌を食べます。特に7月下旬〜8月の大潮の日(満月・新月)近辺になると、メスが浅い海辺でカニの赤ちゃんを放ちます。この夜も何匹かが放出するのを観察できました。奥能登の豊かな里山里海は、様々な命を育んでいますね。
海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00〜11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。
イベント名 | 【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】 |
参加人数 | 小学校5・6年生21人 |
日程 | 2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木) |
場所 | 能登町 ラブロ恋路 九十九湾沿い |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |
協力 | 能登ふれあい公社 のと海洋ふれあいセンター 能登里海教育研究所 |