【奥能登の海と恵みを学ぼう!】。2日目は、能登半島さいはての珠洲市に活動範囲を広げます。
【奥能登の海と恵みを学ぼう!】の2日目は、珠洲市に活動範囲を広げます。市役所敷地内にある産業センターを訪れたこども達は、泉谷満寿裕珠洲市長から珠洲の海の魅力や、人々の暮らしとのつながりを聞きました。続いてイベントの視察に訪れた日本財団の宇田川貴康さんが【海と日本プロジェクト】を推進する理由や意味について説明しました。
羽黒神社を訪れたのは、奥能登の海と歴史、人々の精神性に関わるキーワード【漂着物】を学ぶためです。昔から能登半島に暮らす奥能登の人達には、海岸に流れ着いた珍しい物を「神様」として神社に奉る風習がありました。高山哲典宮司が、そんな奥能登の歴史と古(いにしえ)の能登人の心を語ります。
高山宮司が配付した資料は大人向け。難しい漢字が並んでいるため、小学校高学年の参加者は無論、大人でも読み解くのが難しい資料です。日本海に突き出た能登半島は大陸との交流も深かったため、奥能登の人達にとって海岸に漂着した珍しい物は、いわば「賜物」。それを漂着神・寄り神として奉ったのです。そんな歴史を持つ神社は、外浦(能登半島の西側)だけでも60社を数えるそうです。海は、恵みをもたらす存在であり、同時に畏怖の対象でもあったのです。
ところで現代を生きる私達は、能登の海岸に漂着するモノの正体を知っているのでしょうか。
海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00〜11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。
イベント名 | 【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】 |
参加人数 | 小学校5・6年生21人 |
日程 | 2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木) |
場所 | 珠洲市 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |
協力 | 珠洲市 羽黒神社 能登里海教育研究所 |