能登町・小木小学校で5年生が学んできた【海洋ごみ問題】の総まとめ授業がありました。
小木小学校で実践されている海洋教育”里海科”。5年生のクラスでは2019年度、【海洋ごみ問題】をテーマに学んできました。小木は全国屈指のスルメイカ水揚げを誇るイカの町。近年の海洋環境悪化や外国船の不法操業などで水揚げは激減していますが、それでも海は生活につながる大切な財産です。
その海が、プラスチックごみで傷んでいる――。
5年生はポイ捨てされた“町ごみ”について、春から調べてきました。どんな場所にあるのか、どんな種類なのか。特にプラスチックの“町ごみ”が、雨風で簡単に“海ごみ”になることも発見しました。
更に石川県の他の海岸に漂着した大量のプラスチックごみの実態も学びました。「海洋ごみ」の総まとめ授業で使われた珠洲市長橋町や内灘町、加賀市片野、白山市徳光などの写真は、「教材」として役立てて頂ければと、担任の木村優風(ゆらぎ)先生に石川テレビが提供したものです。
<海洋ごみを減らすためにできることを考えよう>
この日の総まとめ授業では、海洋ごみを減らすために【自分で出来ること】と【みんなでできること】を3班に分かれて考え、発表しました。全部に共通したのは「ごみを捨てない」「ごみを拾う」でした。
授業を終えた木村先生は、「最初は地域のごみ問題はこども達の意識には全くなかったのが、身近な問題から課題を見つけて、普段の生活でも “ごみを見つけたら拾おう” という意識がこども達に芽生えたのが一番の成果だと思っています」と、こども達の成長に目を細めていました。
イベント名 | 能登町・小木小学校 “里海科” |
参加人数 | 5年生児童 11名 |
日程 | 2019年10月11日(金) |
場所 | 能登町立小木小学校 |