レポート

海とみらいと科学の日2022

海みらい-1

金沢海みらい図書館でのイベント

  1. 午前・午後あわせて約30人参加
  2. 海の生き物を科学実験で観察
  3. カイメンをバラバラにします

夏休みに入り最初の週末となった7月23日(土)。金沢海みらい図書館で「海とみらいと科学の日」が開催されました。リアル開催は3年ぶりです。2019年度の「海とみらいと科学の日」では海洋プラスチック問題を科学的な切り口でわかりやすく学びましたが、今回はより実験的要素が強まりました。題材となるのは、海洋生物のカイメン(海綿)です。どんな生き物なんでしょう?

海のフシギに参加者も興味津々

  1. 金大の技術補佐員・渡部雪菜さん
  2. 夏休み直後の週末イベントに
  3. 好奇心旺盛な小学生が参加!

実験ではカイメンをピンセットでバラバラにした上で、ガーゼに包んで押し潰し、海水に戻してどうなるのかを観察しました。実験に先立って能登町小木の金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設の鈴木信雄教授が、カイメンという生物の特徴や性質について解説しました。具体的な実験をサポートしたのは、技術補佐員の渡部雪菜さんです。

カイメンは英語でSponge=スポンジ

  1. 里海研の浦田さんがプラを解説
  2. 時間が経つとカイメンは再集結
  3. 左が集まる前→30分で再集結

細かくなったカイメンの細胞が再び集まるには、時間を要します。その間、能登里海教育研究所の浦田慎主幹研究員によるプラスチックの授業。カイメン・海綿は英語でSponge=スポンジ。そう、私達が台所やお風呂で使っているプラスチック素材のスポンジは、カイメンを模して人間が作り出した製品なのです。昔の人達は体を洗うのに一時カイメンを使っていました。もし大量消費されていたら海のカイメンは絶滅の危機に瀕していた可能性もあるのです。つまりプラ素材のスポンジは、海洋生物の生存を支えたという側面もあるのです。でも海に流れると、海洋プラごみになってしまいます。
プラスチック素材の正しい理解が、海洋環境を守る柔軟な発想につながるかも知れません。

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イベント名海とみらいと科学の日2022 〜海のふしぎ、もっと知りたい?〜
参加人数約30人
日程2022年7月23日(土)
場所金沢海みらい図書館
主催金沢海みらい図書館
協力能登里海教育研究所、金沢大学環日本海域環境研究センター
  • 「海とみらいと科学の日2022」
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