実は取材前に「底引き網漁で水揚げされた海鮮丼を撮影したい」とお願いしていたのですが、行ってビックリ! 「北陸地物・底引き丼」という新メニューを作っていてくれたのです。感謝! 丼には甘エビ、ハタハタの昆布じめ、バイ貝、メギスにトビコが乗って、彩りも鮮やか。達人の技ですね。もちろん味は一級品です。この丼の内容も、仕入れに応じて変化してゆくのでしょう。
もう一つ試食したのが、世にも珍しい「げんげんぼうの天麩羅丼」。げんげんぼうは和名をノロゲンゲという深海魚で、能登では「くにゃら」と呼びます。ゼラチン質の魚体はツルツルしていて、ぶつ切りにしてすまし汁にするのが最も簡単な料理ですね。その他、ハタハタの唐揚げも美味でした!
さて、10月10日(“トト”=魚の日)から10月16日(世界食糧デー)の1週間は「海のごちそうウィーク」。そのテーマは「おいしい、以上に知ってほしい海がある」で、魚食文化を通して、温暖化などによる海洋環境の変化を考えようという狙いがあります。日本の豊かな食文化を支えている「海」の大切さを改めて考えてみませんか?
イベント名 | 底引き網漁解禁 「竹の家」の海鮮丼 |
場所 | 金沢市八日市出町 |
協力 | 食事処「竹の家」 |