レポート
2022.11.27

金沢・犀川河口左岸&専光寺浜清掃

人口が多い犀川流域のポイ捨てゴミを河口と海岸で回収

  1. 金石港横から犀川河口〜日本海
  2. 犀川左岸に隣接する専光寺海岸
  3. レギュラーメンバーが清掃活動

前夜の激しい雷雨が上がった11月27日(日)早朝、荒れ気味の日本海に面した金沢市の犀川河口と専光寺海岸で、今年最後となる清掃活動が行われました。時折青空も見えたものの海から吹く風は冷たく、冬の到来を告げます。流石の寒さもあって、初冬の早朝からの清掃に集まったのは、毎回のように来てくれるレギュラーメンバーでした。

犀川左岸にはポイ捨てゴミなどが溜まる

  1. 川岸の護岸に様々なプラごみが
  2. 蛇籠に掛かれば海に出ないが…
  3. 増水して流出する前にゴミ回収

今回は、金沢の中心部を流れる犀川左岸河口の護岸堤部分も清掃対象。川岸には蛇籠が設置されており、その金網の隙間やネット部分には上流のどこかでポイ捨てされたペットボトルや食品容器のプラスチックごみが引っ掛かっていて、再び増水して海に流出する前にごみを回収できました。この河口は汽水域なので、釣り人のポイ捨てごみもあります。

護岸整備でポイ捨てプラごみは、そのまま海に…

  1. 短時間でも大量のプラごみ回収
  2. 河口にポイ捨てPETボトル滞留
  3. 柄の長い玉網で届くかどうか…

犀川河口は、海が荒れると高波が川を逆流して川岸を浸食し、削ってしまいます。その対策として今年は護岸堤を整備する改良工事が行われました。もちろん大切な工事ですが、ポイ捨てごみが引っ掛かる所がほとんど無くなってしまったのです。車を停められるスペースから500メートル先は、海です。上流から流れてきたペットボトルなどのポイ捨てゴミは、高波の時は逆流して河口に止まりますが、天候が穏やかになると、ゆっくりゆっくりと海に流出していきます。
犀川の流域は広く、その支流は人口が増加している新興住宅地を流れており、さらには農業用水を通じて白山麓の広大な扇状地ともつながります。もちろん、ちゃんとゴミを処理している人が大半でしょうが、一部の心ない人達のポイ捨てゴミは、すべて犀川河口に集まり、海へと出て行くのです。

ポイ捨て、やめませんか?

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イベント詳細

イベント名金沢・犀川河口左岸、専光寺海岸の清掃活動
日程2022年11月27日(日) 7:30〜9:30
場所金沢市 犀川河口左岸、専光寺海岸
主催アーバントラウト犀川を見守る会
協力海ごみゼロ大作戦 in 石川(事務局:石川テレビ)
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