レポート
2023.08.08

北前船と石川の海を学ぼう! #4

能登金剛から遊覧船に乗って…

  1. 美しい海が広がる能登金剛です
  2. 能登金剛遊覧船に乗って移動
  3. 目的地は天然の良港・福浦港

弓状の白い砂浜が美しい増穗浦海岸。少し南に行くと海の景観は一転、荒々しい断崖が連なります。次の目的地は観光名所・能登金剛。こども達は能登金剛遊覧船に乗って奈良時代からの歴史が残る天然の良港・福浦港を目指します。

奈良時代からの交易港としての記録が残る福浦港

  1. 福浦港は深い入り江の風除け港
  2. 福浦港のガイドは松山宗恵さん
  3. 深い知識で福浦港の歴史を解説

日本海に突き出す能登半島は古来より航海の難所でした。む昔の船にとって風や荒波は命取り。能登外浦で海難を逃れられる深い入り江の福浦港には、北前船の時代より遙か昔、奈良時代から渤海国との交流があった圧倒的な歴史があります。遊覧船を下りたこども達は富来観光ガイドの会「又次(またじ)」会長・松山宗恵さんの解説でフィールドワークを行います。

日本遺産の福浦港に残るすごい文化財の数々

  1. 御影石の「方角石」(方位盤)
  2. 日本最古の西洋式木造灯台も
  3. 日和山に鎮座する金比羅神社

この地も2020年に、文化庁の日本遺産「荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に認定されました。海を一望する断崖には現存する日本最古の西洋式木造灯台「旧福浦灯台」が佇み、数少ない方角石や貴重な絵馬が奉納された金比羅神社も…。

極めて珍しい絵馬が飾られる金比羅神社

  1. 圧倒的歴史を感じる絵馬の数々
  2. 嵐に飲まれそうな船絵馬は希少
  3. カニ・イカ・エビの絵馬は超貴重

圧倒的な海の歴史が刻まれた福浦港。金比羅神社には、全国でも極めて珍しい図柄が描かれた絵馬があります。一般的な船絵馬は穏やかな海と北前船が描かれていますが、金比羅神社の絵馬は荒波に飲まれそうな図柄。またカニ、イカ、エビ、タコが描かれた絵馬は福浦港にしか存在しないもので、福浦港の特異な存在をうかがい知ることが出来るのです。

増穂浦の海と美しい夕陽も、夏の日の思い出に…

  1. 増穂浦の夕陽そのものが宝です
  2. 美しい夕景にみんな感動です!
  3. 日没後は花火大会も行いました

奥深〜い福浦港の歴史を学んでシーサイドヴィラ渤海に戻ってきたこども達。夕食後に待っていたのは、増穂浦の財産とも言える美しい夕陽でした。癒やされますね。

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イベント詳細

イベント名北前船と石川の海を学ぼう!〜海と日本プロジェクト
参加人数小学5・6年生22人
日程2023年8月1日(火)〜8月3日(木)
場所志賀町 能登金剛〜福浦港
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 石川テレビ放送
協力能登金剛遊覧船、志賀町観光ガイドの会「又次」
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