若狭高校海洋科学科の実習船・雲龍丸を下船した子ども達は、同校の海洋キャンパスで海の授業を受けます。教えてくれるのは海洋科学科の毛利誠教諭。午前のシーカヤック、午後の海洋実習で疲れて居眠りする子もいましたが、そこはさすがの学校教諭。巧みに隣の子との意見交換を促しながら、地球温暖化と若狭の海洋環境の変化、そして全国1位の漁獲となっている福井県のサワラについて説明してくれました。
若狭高校の海洋科学科は1学年3クラスもあります。その歴史は古く明治時代に遡り、日本最古の水産高校でした。豊かな若狭の海をベースに漁業や水産業に携わる人材を育成する学校です。小浜には港に隣接して主にサバなどの水産物を加工して缶詰めを作る福井缶詰株式会社もあります。街全体が漁業と水産加工業を核としており、未来の漁業従事者を育てるインフラが整っているのです。これほど充実した海洋教育を実践できる高校は、全国でも数少ないのが実態。石川県民としては羨ましい限りです。
若狭高校の水産加工の取り組みも学んだ子ども達は、宿泊地の小浜市阿納(あの)民宿・浜頭(はまがしら)に戻っての夕食。その食卓には去年、若狭高校生が開発したサワラの缶詰めも小鉢で提供されました。そしてサワラの塩焼きも。いろんなことを学んだサワラを味わい、最終日のファストフード作りにつなげます。
イベント名 | 北陸新幹線で行く福井・若狭の海 サワラのヒミツ探検隊! |
参加人数 | 小学5・6年生 19人 |
日程 | 2024年7月29日(月)〜31日(水) |
場所 | 福井県小浜市 若狭高校・海洋キャンパス |
主催 | 海と日本プロジェクト in いしかわ |