イベント最終日は、福井県小浜市を発って金沢勤労者プラザに。2000年頃から急に獲れ始めたサワラは、石川にとっては“未利用魚”。地元の海で沢山獲れている魚を、ふるさとで消費することが漁師さんの暮らしを支えるとともに、流通に伴う二酸化炭素の排出を抑えることにもつながります。調理指導はフードコーディネーター佐冨上あつ緒さん。サゴシの特徴を解説しながら手際よくさばきます。
子ども達は、事前にぶつ切りにした切り身を使って三枚おろしに挑戦します。会場には、JFいしかわ・おさかなマイスターの高岩信広さんの姿も。実は高岩さん、魚食推進のため、魚をさばいて調理するイベントに10年近く携わっているのです。さばいたサワラは、カレー粉を振った焼き魚と、フライの2種類に調理。これを使ってファストフードを作ります。
みんなが作るファストフードは、バーガーとサンドイッチの2種類。サワラフライはバーガーに、カレー風味に焼いたサワラはサンドイッチに仕上げていきます。使う野菜や味付けは自由、とにかく美味しくなる組み合わせを考えながら調理しました。
ちょっと遅い昼食は、自分達で作ったサワラバーガーとサワラサンド。こんな風にサワラを食べるのは、もちろん全員初めてですが、みんな口々に「美味しい!」と叫んでいました。サワラ・サゴシはあまりクセのない魚です。普通フィッシュバーガーに使われる魚はスケソウダラなどですが、冷めると独特の魚臭さが出てきます。対してサワラは冷めてもあまり魚臭さが出ないのです。また適度に身が柔らかいので、食べやすいのも特徴なんです。
イベント名 | 北陸新幹線で行く福井・若狭の海 サワラのヒミツ探検隊! |
参加人数 | 小学5・6年生 19人 |
日程 | 2024年7月29日(月)〜31日(水) |
場所 | 金沢勤労者プラザ |
主催 | 海と日本プロジェクト in いしかわ |