2025年3月8日(土)に輪島市門前町で開催されたのと海洋ふれあいセンター主催の石川の自然談話会「隆起した海岸で 何がおきているのか?」。
その翌日、重要無形民俗文化財に認定されている輪島の素潜り海女漁が行われている海岸を、パネリストの1人でわじま海藻ラボの石川竜子さんに案内してもらいました。海藻を研究している石川さんは11年前から海女漁が盛んな輪島に通っていましたが、2024年元日の能登半島地震の後、輪島に移住しました。
訪れたのは、輪島港の北西にある袖ヶ浜海水浴場。ここから徒歩で竜ヶ崎に向かいました。
震災前の遊歩道直下は海でした。それが分かるのが白いとぐろを巻いたまま死滅したオオヘビガイ。浅い海の生物です。
そんな海でも、新しい波打ち際には海藻が再生していました。鮮やかな緑色はアオサ(ウスバアオノリ)。この時期の「海のごちそう」で、磯の香り豊かな味噌汁の具として食されます。
茶色い海藻は岩ノリ。12月〜2月を中心に奥能登の海で採れる代表的海藻で、冬の荒波を被る海岸に付着します。しかし岩ノリ畑は海岸隆起によって高くなり、或いは破損してしまいました。
イベント名 | 輪島市の海岸隆起 |
日程 | 2025年3月9日 |
場所 | 輪島市 袖ヶ浜・竜ヶ崎 |
協力 | わじま海藻ラボ |