観光名所・道の駅すず塩田村が復活営業

地震と洪水による被害甚大

流入土砂を撤去した塩田

被害を語る神谷健司さん
震災と洪水の被害に苛まれた能登さいはての珠洲。外浦の大谷地区では、観光スポットとして名高い道の駅すず塩田村が営業を再開しました。2024年元日の能登半島地震では周辺が大規模土砂崩れで孤立。断水・停電も続き、店のスタッフも被災しました。復興を目指す道の駅に追い討ちをかけたのが、昨年9月の記録的集中豪雨で、美味しい揚げ浜式の塩作りを行う塩田に土砂が流入したのです。
春までに土砂を取り除き、新しい砂を入れて、4月下旬には伝統の揚げ浜式製塩が出来る状況が整いました。
海岸も隆起したが、徐々に通常営業へ

50〜60mも海岸は遠くに

今シーズン2度目の窯焚き

少ないが 揚げ浜塩商品も
不純物の少ないキレイな珠洲の海水を採取していた海岸は、地震による隆起によって50〜60mも遠くになってしまいました。しかし海水採取のパイプを伸ばして、生産は継続できるように。一般客が入れる店内は狭いエリアになってしまいましたが、それでも美味しい揚げ浜塩の商品が並んでいます。
潮騒レストランも復活営業スタート

大谷・潮騒レストラン(右)

坂茂さんデザインの店舗

海の絶景を見ながら食事を
大谷地区中心部の高台には、2023年の奥能登国際芸術祭に合わせてオープンした潮騒レストランがあります。世界的建築家の坂茂さんデザインによる潮騒レストランは、高台から外浦の海の絶景を望みながら美味しい料理を食べられるオシャレな店。しかし震災で休業を余儀なくされました。昨年8月に一旦オープンしたものの、9月の豪雨で再び休業に・・・。
それでも5月1日(木)再オープンに漕ぎ着け、GWには県内外の観光客で賑わいました。
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