海に囲まれた日本には、海に関わる民話が数多くあります。恵みへの感謝、海への畏怖などを伝える内容で、それを子ども達にも解りやすい約5分の短編アニメにするのが2018年にスタートした「海ノ民話のまちプロジェクト」。これまでに92本の海ノ民話アニメが作られ、2025年度も25本のアニメを製作します。
石川県では奥能登・穴水町甲に伝わる「エビス合戦」のアニメ化がスタートしています。
七尾北湾を挟んで、能登島の北4キロにある静かな町が穴水町甲。6月18日(水)に甲地区を訪れたのは、アニメ監督の沼田心之介さんと弟の沼田友之介プロデューサー。海に突き出す小さな岬に佇む恵比須神社に伝わる海ノ民話が「エビス合戦」で、作品イメージを膨らませるためのロケハン(現地下見)に来たのです。
海に面し、半農半漁の静かな集落・甲地区。この地に伝わる民話のことを解説してくれたのが、地元に住みふるさとの民話に詳しい岡本伊佐夫さん。岡本さんは民話「エビス合戦」に関わる情報はもちろん、恵比寿崎には昭和後期まで相撲の土俵があった事など、穴水町の歴史についても解説してくれました。
岡本さんが手にしているのは、自身が編著した「あなみず百物語Ⅱ」(初版:1997年)。穴水町教育委員会に問い合わせれば800円で購入できます。
イベント名 | 穴水町の海ノ民話「エビス合戦」アニメ化スタート |
日程 | 2025年6月18日(水) |
場所 | 石川県穴水町甲 |
主催 | 海ノ民話のまちプロジェクト(一般社団法人 日本昔ばなし協会) |