レポート
2025.07.14

能登さいはての珠洲に「狼煙のみんなの家」誕生!

道の駅狼煙ヨコに「狼煙のみんなの家」完成!

  1. 交流スペース・みんなの家
  2. 日本財団の災害対策事業
  3. 7月13日(日)の竣工式

奥能登観光の拠点となる「道の駅狼煙」の隣りに、日本財団の支援によって建設されたのが交流スペース「狼煙のみんなの家」。7月13日(日)に竣工式やオープニングイベントが行われました。能登半島地震によって、特に奥能登の公民館などは大きな被害を受けました。絆が強い人々が日常的に集える場所として、奥能登9カ所に建設されることになったのが「みんなの憩いの場」。珠洲市4カ所、輪島市2カ所、能登町2カ所、穴水町1カ所の9カ所です。最速でオープンに漕ぎ着けたのが珠洲市狼煙町の「狼煙のみんなの家」でした。

珠洲にとって重要な施設です

  1. 狼煙町区長・糸谷敏夫さん
  2. 泉谷満寿裕市長(中央左)
  3. 竣工式と言えば「鏡割り」

竣工式には地元の人達や関係者が大勢出席。「狼煙のみんなの家」建設実現に大きな役割を果たした狼煙町区長の糸矢敏夫さんが挨拶に立ち、能登半島最先端の小さな町にみんなが使える交流スペースの意義を強調し、「狼煙町から復興の狼煙をあげるぞ!」と力強く話しました。

「狼煙のみんなの家」は地域住民交流の拠点に

  1. 厨房もある「みんなの家」
  2. 初日の料理を準備する住民
  3. 小綺麗な建物に集う皆さん

日本財団の助成で建設された「狼煙のみんなの家」は、町の集会所として十分なスペースが確保され、厨房もあります。皆さんの手によるこども食堂や時には居酒屋的な役割も果たすとのこと。もちろん地元利用が最優先ですが、色んな人達が気軽に立ち寄れる場所としての活用が期待されます(下記は同日に石川テレビで放送されたニュースです)。
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00005247

 

狼煙町の特産品が振る舞われました!

  1. 大浜大豆の「おぼろ豆腐」
  2. おにぎりも美味しそう!
  3. みなさん、まったりと…

竣工式が行われた7月13日(日)は地域の人達がおにぎりやトビウオのフライ、そして狼煙の名産品である幻の大浜大豆を使ったおぼろ豆腐など沢山の料理を準備して、参加者に振る舞いました。

震災被害甚大だった狼煙町に一条の光が!

  1. 2024年10月撮影・狼煙町
  2. 倒壊した家屋がたくさん
  3. 狼煙町住民の拠り所になれば

さて能登半島地震では、狼煙町でも家屋が多数倒壊するなど大きな被害を受けました。2024年10月にドローンで撮影した画像を見ると、目立つのはブルーシートや解体跡の空き地。それから約9ヶ月経った今は、もっと解体が進み更地が増えているのが悲しい現状です。
大地震もさることながら、昨年9月の記録的豪雨の被害も甚大でした。小さな川から溢れた濁流が場所によっては家屋を襲い、また狼煙の人達が先祖から受け継いできた大切な農地にも流れ込んでしまったのです。
過疎化や高齢化が進むさいはての町に誕生した「狼煙のみんなの家」。いざという時の新たな避難所として機能する役割も担いながら、文字通り“みんなの家”として、地域住民の拠り所となることが期待されます。

■X  ■Facebook

 

イベント詳細

イベント名「狼煙のみんなの家」竣工
日程2025年7月13日(日)
場所石川県珠洲市狼煙町
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

能登さいはての珠洲 道の駅狼煙が営業再開!
レポート
2025.07.14

能登さいはての珠洲 道の駅狼煙が営業再開!

能登さいはての珠洲 最先端の禄剛埼灯台、修復中
レポート
2025.07.14

能登さいはての珠洲 最先端の禄剛埼灯台、修復中

ページ内トップへ