2024年元日発災の能登半島地震で休業を余儀なくされていた名店「大漁屋(だいりょうや)」。2号店が今年7月、震災前から出店を計画していた七尾市の能登食祭市場にオープンしました。“天然のいけす”として知られる富山湾に面した能登島の定置網・鰀目(えのめ)大敷網の直営店で、朝獲れの新鮮魚介を求める人達に大人気です!
この日の取材には、松本愛レポーターが参戦。最も豪華な「能登島丼」をいただきました! とにかく豪華で美味しいイチオシの「能登島丼」は11種類もの海鮮がちりばめられて2,900円。このボリュームだとインバウンド重要で価格爆上がりの東京だったら、最低でも5,000円以上でしょう。場所と店によっては1万円級でしょうかね〜(良くないケド・・・)。「能登島丼」には「たたき」が添えられていて、能登島沖の新鮮魚介を堪能できます!
今日の坂本さんイチオシはヒラソウダ(カツオ)だそうで、これがまた別格の美味しさなのでした。その他、ブリの若魚フクラギ、ウスバハギ、マグロ、大振りのカマス、今が旬のアオリイカ(たたき)や甘エビに加えて、滅多に食べられないコショウダイなど・・・。
こんな豪華海鮮丼が約3,000円で食べられるとはコスパ最強&贅沢の極みですよね。復興支援として能登にやって来る皆様方、能登食祭市場の大漁屋にお越し下さい。
「大漁屋」を経営するのは、能登島の東端に位置する鰀目漁港の定置網・鰀目大敷網。代表の坂本一之さんは、能登島生まれの能登島育ち。「とにかく新鮮で美味しい魚をお客さんに食べてもらいたい。“美味しい”のひと言が聞きたい」と意気込みを熱く語ってくれました。
この日の朝、道の駅のとじま横にあるセントラルキッチンに伺うと、朝獲れの魚介が並んでいました。フクラギやカマス、大きなウスバハギの他、海水温上昇によって獲れるようになったサワラやシイラの姿も。今日の坂本さんのイチオシはヒラソウダ(カツオ)だそうで、これがまた別格の美味しさなのでした。本来カツオは太平洋を遊泳する魚ですが、海水温上昇に伴って近年は日本海側にもやって来ている模様。
で! 福井県立大学かつみキャンパスの某重鎮教授によると、「日本海側に来るカツオは、太平洋側のカツオより格段に美味しい」とのこと。いや〜食べてみたいですよね、やっぱり。海面水温上昇による魚種交替は心配ではありますが、「今獲れている魚を地元で消費する」という行動が、漁業に携わっている方々の生業を支えることであり、つまりは私たちの豊かな食生活を持続することに繋がるのです。
| イベント名 | 七尾・能登食祭市場の絶品海鮮丼 「大漁屋」 |
| 日程 | 2025年11月20日(木) |
| 場所 | 石川県七尾市 能登島・能登食祭市場 |
| 協力 | 鰀目大敷網 |