8月20日、珠洲の里山里海を守る活動をしているNPO法人「能登半島 おらっちゃの里山里海」のメンバーが、片岩海岸の清掃活動を行いました。
NPO法人「能登半島 おらっちゃの里山里海」は、ビーチの清掃活動は行ってきましたが、この夏初めて磯の清掃活動に乗り出しました。場所は珠洲市の方岩海岸。一見するとゴミは少ないようですが、石の隙間には漂着したプラスチックのキャップなど細かいゴミもたくさん見つかりました。「おらっちゃ」は、これまで里山を中心に活動をしてきましたが、今後は金沢大学とも連携し、里海保全の在り方を探っていく考えです。
1997年1月、日本海を航行していたロシアのタンカー、ナホトカ号が島根県沖で沈没、船首はお隣福井県の三国町に座礁しました。タンカーから流出した重油は、海流に乗って珠洲市の海岸にも漂着し、一体は真っ黒な重油で埋め尽くされました。洗浄機などで地元の人たちが1つ1つ石を洗うなど、懸命の除去作業がおこなれましたが、海が元の姿を取り戻すまでには、数年かかりました。小さな貝などは4~5年いなくなったと言います。悪夢の事故から20年、珠洲の海は美しく蘇りました。海水の美しさは、今では全国トップレベル! 珠洲の人たちにとって里海は、守るべきかけがえのない宝物なのです。
イベント名 | 珠洲・方岩海岸の清掃 |
参加人数 | 40人 |
日程 | 8月20日(土) |
場所 | 珠洲・方岩海岸 |
主催 | NPO法人「能登半島おらっちゃの里山里海」 |