8月27日(火)、日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業「海の学校 in 小松市安宅」を開催しました!!
2018年に「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」として文化庁の日本遺産に追加認定された小松市安宅町。ふるさとの海と北前船を学ぶフィールドワーク「海の学校」が開催され、安宅小学校5年生の児童57人が参加しました。開会式では和田慎司小松市長が北前船貿易によって安宅が繁栄した歴史と文化、地球温暖化による海水温上昇や海洋プラスチックごみ問題の深刻さについて触れ、身近な海のことを学んで欲しいとこども達に伝えました。
最初に訪れたのは安宅の海に面した安宅住吉神社。幕末から明治に日本海を駆け巡った北前船の寄港地として栄えた小松市安宅ですが当時の航海はやはり命懸け。安宅住吉神社の北村嘉章宮司は、巨万の富を築いた安宅の北前船の歴史と、航海の安全を願った船主達の思いが込められた船絵馬などの遺産について説明しました。
安宅住吉神社の境内にあるのが金比羅神社。海の神様を奉る社殿には、奉納された船絵馬などが遺されていて、命懸けの航海の安全を祈った安宅の船主達の思いを感じることが出来ます。
安宅町を流れる梯川に面した安宅住吉神社の対岸、河口右岸には北前船の遺産が数多くあります。小松はかつて山から切り出す石材の産地、北前船に積まれて各地へ運ばれたのです。河川の護岸に使われたのが円筒形の「たんころ石」。これもまた小松の繁栄を支えた石文化を今に伝える文化財です。
イベント名 | 海の学校 in 小松市安宅 |
参加人数 | 安宅小学校5年生 56人 |
日程 | 2019年8月27日(火) |
場所 | 小松市安宅町一帯 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |
協力 | 小松市 小松市立安宅小学校 |