幕末から明治にかけて日本海を股にかけた北前船貿易。その寄港地として栄えた小松市安宅町一帯で7月24日(火)、安宅小学校5年生が「北前船安宅こども調査団」としてフィールドワークを行いました!!
今年5月、小松市の「北前船寄港地・船主集落」が輪島市とともに文化庁「日本遺産」に認定されました。昨年4月28日に加賀市橋立町の船主集落が日本遺産に認定されていて、今回の小松市安宅は追加認定です。ふるさと安宅に繁栄をもたらした北前船にはどんな歴史があるのか…。安宅小学校5年生24人が「北前船安宅こども調査団」となってフィールドワークに臨みました。開会式は安宅の海を臨む安宅ビューテラス。挨拶に立った和田愼司小松市長は、北前船は安宅が発祥の地であることや海と暮らし、産業のつながりなどを話しました。
安宅小学校5年生がメインですが、安宅中学校の8人も参加。実は6月下旬、日本遺産認定を機に北前船や安宅町の魅力を発信し、観光ガイドに取り組むグループ「地域活性化クラブ」が安宅中学に発足していて、彼女達はそのメンバーとして自分たちの知識を深めると共に、小学生をサポートするために参加したのです。一行は、まず海辺の安宅住吉神社の社叢に向かいました。
北前船の航海は嵐などで沈没することも多く、正に命がけ。北村嘉章宮司はこども達に北前船の航海が危険と隣り合わせだったことを伝え、だから神社には安宅の船主達が航海安全を祈って奉納した絵馬など歴史的な価値の高いものが数多く残ることを説明しました。
イベント名 | 北前船安宅こども調査団 |
参加人数 | 安宅小学校5年生24人、安宅中学校生8人など |
日程 | 2018年7月24日(火)9:30~15:30 |
場所 | 小松市安宅町一帯 |
主催 | 海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会 |