もうすぐ夏本番。紫外線対策が気になる季節ですが、皆さんがお使いの日焼け止め、
実は海の環境に悪い影響を与えてしまうものかもしれない…ということはご存じでしょうか?
2021年1月1日から、アメリカ・ハワイ州で「サンスクリーン法」が施行されました。この法律では、紫外線をカットする成分(紫外線吸収剤)のオキシベンゾンとオクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が含まれる日焼け止めのハワイ州内での販売や流通が禁止されています。
一般的に販売されている多くの日焼け止め製品には、これらの成分が含まれています。しかし、海に流れ出ると、サンゴの白化や遺伝子の損傷を引き起こす原因となり、サンゴの死滅をまねく恐れがあるという研究報告がなされていて、海洋生態系保護の観点からハワイやパラオ、キーウェストなど世界の名だたるビーチで日焼け止めの成分に関する規制が始まっているのです。美しく豊かな海を楽しむために日焼け止めを塗って、それが原因で海の生き物を傷つけているとしたら、とても悲しいことではないでしょうか。
とはいえ、紫外線から素肌を守るために、日焼け止めは大切なアイテム。これからは健やかな肌を守りつつ、豊かな海の未来を守るために、配合されている成分にも注目して日焼け止めを選びたいですね。
石川県能美市にある化粧品メーカー「ルバンシュ」では、そんなニーズにぴったりの日焼け止めを製造しています。「ルバンシュ」は創業以来、“自然派化粧品”をコンセプトに、食用成分100パーセントの口紅やハンドクリームなどを手掛けてきました。「“化粧品は肌が食べるもの”という視点で、添加物のないナチュラルなものを使いたいと考え、自然由来の成分を使った化粧品にたどり着いた」と話す、社長の千田和弘さん。日焼け止めもまた、酸化チタンという自然由来の成分を使って紫外線をカット。ハワイやパラオの海で規制されている紫外線吸収剤や石油系防腐剤を一切使用していません。
今回、豊かな海を次世代につなぐという「海と日本プロジェクト」の趣旨に賛同して下さり、この日焼け止めを「海へのおもいやりUVケア」として海プロコラボパッケージで販売することになりました。パッケージには、この製品を通して海の生態系を守る気持ちを育んでほしいというメッセージが込められています。サンゴやクマノミ、イソギンチャクなど海の生き物をあしらったデザインは涼しげで夏にもぴったりです。千田社長は、「小さなお子様からお年寄りまでご家族皆さんで安心して使うことができるので、この日焼け止めを使うことで、海について考えるきっかけにしてほしい」と話しています。
最近では、「環境に負荷をかけない」製品であることも、ものを選ぶときの重要な価値基準として定着してきました。皆さんも、この夏は「海へのおもいやりUVケア」で紫外線対策をしながら、海洋環境の保全について、考えてみてはいかがでしょうか。
◆海へのおもいやりケア◆
商品の詳細・ご購入は「ルバンシュ」オンラインストアへどうぞ
https://www.revanche.jp/SHOP/01117.html