4月29日(土)に金沢市のボランティア団体が内灘海岸で清掃活動を行いました。
金沢市の隣、内灘町に広がる内灘海岸は広い砂浜が特徴で、夏場は海水浴客やマリンスポーツを楽しむ人達で賑わいます。ゴールデンウイーク前半の4月29日(土)、金沢市のボランティア団体「グランデ」のメンバーが清掃活動を行いました。代表を務める鈴木成昌さんは、よく内灘海岸に遊びにも来るそうで、「周囲の友達がゴミを捨てるのを見て、おかしい」と感じ、6年前から月に1度、清掃活動をするようになったそうです。しかし内灘海岸のゴミの量は、平成27年度は45.87トン、平成28年度には83.30トンと倍近くに増えています。
海につながる河北潟の環境調査を20年以上にわたって続けているのが、NPO法人・河北潟湖沼研究所です。河北潟は金沢平野の北部にあって、金沢市、かほく市、内灘町、津幡町にまたがり、金沢市の中心部を流れる浅野川など、多くの河川が流れ込んでいます。その河北潟は大野川~金沢港につながります。そして金沢港は内灘海岸の真横に位置します。河北潟にとっても川が運んでくるゴミ問題は悩みのタネでしたが、一般参加のクリーン作戦を実施したところ、参加者の増加ともにゴミの量が減ってきたそうです。「一人一人の気持ちが大事!」と、河北潟湖沼研究所の研究員・川原奈苗さんは強調します。
海のゴミ、潟のゴミ、川のゴミ――その大半は、私たちの生活から出ているのです。
ボランティア団体「グランデ」の内灘海岸清掃とNPO法人河北潟湖沼研究所の取り組みの模様は、5月13日(土)放送。