江戸時代後期から明治時代にかけて北前船の寄港で栄えた小松市安宅町では、9月7日から3日間にわたって、「安宅まつり」が行われ、北前船をモチーフにした曳舟が街を練り歩きました。
幕末から明治にかけ、北前船の北海航路の中心基地として栄えた安宅町では、9月7日から9日の3日間にわたって安宅まつりが行われます。北前船で栄えた昔をしのび、明治時代には伝馬船に帆を上げ、起舟祭に町中を練り歩いたのが始まりと伝えられます。曳舟神事では、地元の若者や子ども達が、七福神を乗せた北前船の面影を残す巨大な曳舟を引き回します。曳舟保存会会長の橋本紀之さんは、「小松で唯一海岸線のある町。海と歴史が安宅を支えている。」と話します。
海上安全の神様がまつられている安宅住吉神社の境内には、古い錨も奉られています。海と密接な関わりのある安宅町には、その伝統がしっかりと受け継がれているのです。
イベント名 | 安宅まつり |
日程 | 9月7日~9日 |
場所 | 小松市安宅町 |