レポート
2019.08.05

【奥能登の海と恵みを学ぼう!】⑩

2日目の夜も海の自然観察を行いました。

金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設で夜の自然観察

  1. 九十九湾奥にある臨海実験施設
  2. 人生初! 夜の海の自然観察に臨む
  3. 幾何学的形状の生物の正体は?

能登町小木、九十九湾最奥に近い金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設。ここで行ったのは、夜の海に集魚灯を入れての自然観察です。まず能登里海教育研究所の浦田慎主幹研究員が事前に用意した幾何学的形状の生物を顕微鏡で観察。何コレ? 正体は、何と高級寿司ネタであるウニの幼生!! あのトゲトゲの赤ちゃんです。ヘエ〜。

夜の海は、こども達の好奇心をかき立てます

  1. 能登里海教育研究所・浦田慎さん
  2. 施設前の桟橋で海の生物を観察
  3. 集魚灯に集まっているのはアジ

浦田さんはプランクトンの説明を行った後、こども達を夜の桟橋に連れ出します。海を照らす集魚灯には何が集まっているのか。灯りに群がる無数のプランクトンと、それを捕食するマアジやサヨリ、カワハギなど。桟橋に人がいるので警戒して姿を現しませんでしたが、実はマアジを狙うスズキも近くを泳いでいました。食物連鎖です。

海には色んな生き物が棲んでいる

  1. 採取した魚を観察するこども達
  2. プランクトンを食べに来たアジ
  3. プランクトンを採取して観察を

金沢大学のスタッフが採取した代表的魚種は、マアジ。食卓のおかずとして登場する美味しい魚ですが、生きて泳ぐ姿を目にする機会は貴重です。浦田さんは集魚灯に集まったプランクトンを採取して、再び顕微鏡での観察を行いました。

様々な種類の生き物を観察しました

  1. 顕微鏡を見るとこんな顔に (笑)
  2. いろんな海の命が見られました
  3. 多様な生物の解説を聞きました

夜が更けると、海にも色んな微生物が集まってきます。それを採取しての顕微鏡観察。最初に見たウニの幼生とは比べ物にならないほどの多様な形状の生物に、こども達はビックリ。
「これ何?」「気持ち悪い〜!」──教室内に様々な声が。好奇心をかき立てる授業です。
能登里海教育研究所は、小木小学校の画期的海洋教育カリキュラム“里海科”をサポートして、5年目。能登町以外にも“里海科”を拡げる段階に移っています。

海を学ぶイベント【奥能登の海と恵みを学ぼう!】は、8月24日(土)11:00~11:30「いしかわの海」スペシャル版として石川テレビで放送。

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イベント詳細

イベント名【奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト】
参加人数小学校5・6年生21人
日程2019年7月30日(火)〜2019年8月1日(木)
場所九十九湾 金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会
協力金沢大学 能登里海教育研究所
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