海ごみゼロウィーク中日の6月2日、大聖寺の河川クリーン大作戦は住民総出の徹底一斉清掃でした!!
加賀市大聖寺地区の中でも情緒あふれるのが街中を流れる旧大聖寺川。ここは大聖寺流し船で知られ、特に春には川沿いの桜を眺められる屋形船に多くの観光客が訪れます。特に今年のゴールデンウィーク10連休の人出は凄かったようです。大聖寺では昭和48年(1973年)に始まった河川美化清掃が47年間も続いています。清掃は川沿いの雑草の刈り取りから始まります。
城下町風情漂う旧大聖寺川の雑草を刈り取ると、土手の茂みにペットボトルや空き缶が見えるようになりました。地元の人達は川を大切にしているので、これは心ない観光客のポイ捨てゴミでしょう。人の手が入りにくい橋の下の川床には100本近いペットボトルが溜まっていました。川が増水すると、これが海へと流れていくのです。
旧大聖寺川には早朝7:00過ぎから住民達が続々と集まってきました。これは殿町新組町会の清掃活動。ポイ捨てされたペットボトルやアルコールの空き缶を次々に拾っていきます。ここではペットボトルより空き缶が多かった様です。観光に来るのは良いけれど、最低限のマナーは守って欲しい…。
早朝から行われた河川クリーン大作戦、大聖寺川沿いには大勢の住民の姿がありました。3枚の写真は順に、旧大聖寺川、河川改修された現在の大聖寺川左岸、そして右岸です。街中の側溝のフタをめくっての清掃もあちこちで展開されました。地区の約4,000世帯の住民総出の清掃活動でした。
清掃に先立つ5月28日(火)19:30から加賀市大聖寺地区会館に78人の区長会代表が集まり、河川クリーン大作戦の段取りを確認しました。その冒頭で海と日本プロジェクトinいしかわ事務局として石川テレビが清掃を取材する趣旨を説明しました。これ以上海にゴミを出さないために日本財団が進めるプロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」が始まった経緯、そして海ごみゼロウィークの意味を伝え、皆さんの賛同を得ることが出来たのです。それにしてもいろんな地区の様々な清掃活動を取材してきましたが、これほど徹底した河川清掃は初めてです。素晴らしい!! いつまでも続くことを願っています。
イベント名 | 加賀市大聖寺地区の河川クリーン大作戦 |
参加人数 | 約4,000人 |
日程 | 2019年6月2日(日) |
場所 | 加賀市大聖寺地区 |
主催 | 大聖寺地区まちづくり推進協議会 大聖寺区長会 |