珠洲・木ノ浦海岸の海ゴミ | 海と日本PROJECT in いしかわ

　紺碧の海と険しい断崖、そして緑が織りなす珠洲市の木ノ浦海岸は、国定公園に指定される奥能登でも別格の景観美を誇ります。しかし海岸に降りてみると、大量のゴミが一面を埋め尽くしていました。この辺りは民家もないため、なかなか人の手が入らないのです。冬場の荒波で打ち寄せられた大量の海ゴミ。大きいゴミは波にさらわれた漁具ですが、ペットボトルやレジ袋なども数多く散乱していました。大半がプラスチックやビニールなど自然に還らないゴミです。

　珠洲市職員互助会は、毎年7月に木ノ浦の海岸清掃を行っており、今年で7年目。家族や地元住民など合わせて140人が海岸清掃に参加。午後4時から黙々と海ゴミを撤去しました。

　珠洲の海は純度が高く、揚げ浜式塩田による塩作りも有名です。もちろん新鮮な魚介類の宝庫でもあります。しかし回収が困難な5mm以下のマイクロプラスチックが海洋環境に深刻なダメージを与える問題として浮上してきています。

　海を守ることは、私たちの命を守ることです。

■「木ノ浦の海岸清掃」は、7月29日(土)14:15から石川テレビで放送。

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