こども達への海洋教育を実践する能登町で、教育者を対象とした海洋教育研修会が開かれました。
全国で唯一、文部科学省特例校として海洋教育“里海科”を実践する能登町・小木小学校が、8月28日(水)に能登町4ヶ所で教育関係者に対する海洋教育研修会を開催しました。先進的な海洋教育を町に“拡散”する目的です。松波地区の能登少年自然の家では、海洋ごみを考えるフィールドワークを川崎祥二教諭が説明し、能登町の他の小学校教師達が体験しました。
小木小学校では集めた海洋ごみをペットボトル、空き缶、ビン、その他のプラスチックなどに分類して、こども達が気付いたことをワークシートにまとめます。そして海洋ごみを減らすためにどんな行動が必要なのかを考えるのです。海洋ごみの“里海科”授業は年間18時間。授業内容を肉付けしてサポートするのが能登里海教育研究所で、海の問題を考える視点を木下靖子主任研究員が先生達に提示しました。
フィールドワークの後は小木小3・4年生の里海科カリキュラムを説明。スクリーンに映されているのは3年生の授業で使用した海洋ごみ問題を考える教材。4年生はイカの町・小木を学ぶ授業で、梅木あゆみ教諭が、こども達が意外に地元の漁業を知らなかったこと、学ぶことで学習意欲が高まった事などを報告しました。
イベント名 | 海洋教育研修会 |
参加人数 | 約80人 |
日程 | 2019年8月28日(水) |
場所 | 能登町/石川県立能登少年自然の家、のと海洋ふれあいセンター、金沢大学臨海実験所、松波中学校 |
主催 | 能登町立小木小学校 |
協力 | 能登里海教育研究所 |