レポート
2020.11.03

第2回【オンラインで学ぼう!いしかわの海】-1

10月11日(日)に続く第2回のイベント【オンラインで学ぼう!いしかわの海】を開催しました。

【海の学び】最初は海洋プラスチックについて

  1. 石川テレビのスタジオでの授業
  2. 能登里海教育研究所・木下研究員
  3. 4つのうち、自然素材はどれ?

最初は海洋プラスチックごみの授業です。ゲストティーチャーは、能登町・小木小学校などでの海洋教育をサポートする能登里海教育研究所の木下靖子主任研究員。4つのモノを全員に配り、自然素材はどれかをクイズに。解りますか?
写真左から、生物の海綿(カイメン)、2番目はヘチマ、右の2つはプラ素材ですね。
海綿は英語でSPONGE=スポンジ。そう!! 私たちが台所やお風呂で使っている「スポンジ」とは、海綿を真似して作ったプラスチック素材なのですね。
見た目は似ていますが、プラスチックは簡単には自然に還らない。だから海にゴミとして出してはいけない。実物に触れながら、プラスチックの功罪を教えてくれました。

大野町小学校と能登町・小木小学校の研究発表

  1. 長谷さんが金沢港について発表
  2. 能登町・小木小学校は生中継参加
  3. 小木の海ごみを調べて発信した

続いて金沢港に隣接する大野町小学校の長谷さんが、新しくオープンした金沢港クルーズターミナルや、金沢港に水揚げされる魚の種類など、学校で調べたことを発表してくれました。そして全国唯一のカリキュラム“里海科”を学んでいる小木小6年生は、「小木の海ごみゼロ宣言」をリモートで報告しました。

脱プラを目指す大麦ストローを作ってみた!!

  1. 大麦ストロー開発・蒲田ちかさん
  2. 麦わらを切ってストローを製作
  3. 大麦ストロー・麦茶を飲んでみる

2時間目は、脱プラスチックを目指して大麦ストローを企画開発したロータスコンセプトの蒲田ちか代表が登壇。小松産の麦わらを児童に配り、ハサミで切って大麦ストローを作ってみるワークショップを行いました。麦わらは英語でSTROW(ストロー)。プラ素材が世に登場する前、人間は麦わらのストローを使っていたのです。これなら海に流出してもダメージはないのですね。
大麦ストローでお茶を飲んでみた子ども達は、普段使っているプラストローと何ら変わりの無い使用感に驚き、自然や海にダメージがないなら大麦ストローを使ってみたいと感じていました。

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イベント詳細

イベント名第2回【オンラインで学ぼう!いしかわの海】
日程2020年11月1日(日) 10:30〜15:30
場所石川テレビ放送スタジオ 能登町立小木小学校 金沢港いきいき魚市
主催海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会
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